いつもの放課後。いつもの風景。

そしていつもの部室で何か考え事をしていた様子の鳴海さん。




「何を考えてるんですか?鳴海さん」
「・・・別に」




鳴海さんはたまにどこか遠くを見ているような顔で考え事をしています。

・・まぁ、そんな鳴海さんが私の恋人であるコトはとても嬉しいんですケドね♪




「・・おい、」
「え?何ですか?」




するとさっきまで考え事をしていた歩がひよのを腕の中に閉じ込めた。




「な!?ちょ、鳴海さん!!放してください!」
「暴れても無駄だってコトにそろそろ気付けよ」
「そーゆーワケにも行かないんです!!」
「・・なぁ、」




抵抗するひよのの耳元で歩がこう囁いた。





「・・あんたを今から何も考えられなくしてやろうか?」





























何も考えられなくしてやろうか?





























「な、何をするつもりなんですか・・」


耳元で囁かれただけでかなり体が熱くなっているひよの。

しかし歩はその行為をやめない。



「この前の続き、まだだっただろ?」
「この前・・って・・・?」
「あんたが俺を誘ったときのヤツ」(励まして〜のお題8参照)
「誘ってなんかいませんってば!」
「でも、今度させてやるって言ったよな?あんた」
「ぁ、あれは・・・違・・」
「だから保健室でやろうと思ったのに浅月に邪魔されるし」(励まして〜のお題10参照)
「や、やるとか・・やらない・・・とか・・言わないで・・下さい・・」
「だいたい俺がこうしてるだけでもうこんなんになってるし?」




実際、ひよのはすでに体の力が完全に抜けていて。

もう歩がひよのの体を支えてあげているような状態になっていた。




「・・してもいいよな?」
「い、イヤです・・!」
「それとも・・俺じゃダメなのか?」
「それは・・違います・・・ケド・・」
「俺があんたに触れるコトがイヤなのか・・?」




歩はとてもズルいと思う。

むしろ自分でなければダメなコトを判りきっているのにそんな質問をするから。






「鳴海さんの・・・バカ・・」






それは了解を得た言葉。

それを聞いたとたん、歩はひよの首元に顔を埋めた。





「っ・・・ゃ・・!」
「イヤじゃないだろ?むしろイイって言えよ」
「そ、そんなコト言いません!!」





そして歩がひよのの顔を自分に無理やり近づけさせ、






「んんっ・・!」






とても深い口付けをした。

それだけでも気を失いそうなのに、彼はまだそれ以上のコトを続けた。


そしてよく判らない感覚の中にひよのが埋もれ始めたとき、やっと歩が唇を解放した。





「はぁ・・・鳴・・海さん・・?」
「何だ?」
「さっき・・舌・・・入れました・・ね?」
「入れたかもな。・・それが何か?」
「・・・もう・・いい・・・です・・」
「本当にフラフラだな。あんた」





そこでやっと歩はひよのを腕の中から放した。

そのままだと倒れそうだったのでイスに座らせてあげつつ。


そして歩もひよのの隣に座った。





「はぁ・・疲れました・・」
「・・疲れたって言っても別に何もしてないだろう」
「今のは十分"した"って言えるんです!!・・・鳴海さんは慣れているかもしれませんケドね!」
「俺も初めてだが?」
「・・・マジですか。アレで・・」
「本人が言うんだから事実なんだろうな」





淡々と言葉を吐く歩。ちっともひよのに申し訳無いとかそーゆー気持ちは無いらしい。

その態度にもさっきの行為にもムカムカと来ていたひよのが反撃を開始する。





「もうすぐで鳴海さんに妊娠させられそうになった身にもなって下さいよ!本当に!」
「・・あんたの誘いに乗っただけなのに何でそんなトコロまで話が行くんだ」
「だ・か・ら!誘ってませんってば!!」
「・・・もう元気になったみたいだな」
「きょ、今日はもうダメですよ!?」





思わず身構えるひよの。さっきの歩の行為から考えれば無理も無いだろう。

だが・・・





「・・俺をそんな性欲の塊みたいに扱うな。何もしないさ」
「・・・本当ですね?もし、何かしたらこれから"この性欲の塊!!"って呼びますからね!!」
「言ってて恥ずかしくないか?」
「・・一応乙女ですからそりゃ恥ずかしいですよ」
「何だソレ」





歩が笑う。もう本当に何もする気は無いようだ。

ひよのは安心して歩と話を続けるコトにした。





「それにしてもさっきはビックリしましたよ・・」
「さっきっていつのさっきだ」
「さっきの"何も考えられなくしてやろうか?"発言ですよ!」
「あぁ、アレか」
「確かに、何も考えられなくなっちゃいましたケド・・」
「嘘付け」
「本当ですよ〜!」
「俺のコトだけ考えてたくせに」





・・何でこの人はこんな聞いてて恥ずかしくなるセリフを言えるのだろう?

本当にこの人ってあの下ばかり見て歩いていた鳴海歩?


そんなコトを思いながらひよのは言葉が詰まる。





「た、確かにそうですケド・・」
「だろ?・・まぁ今日はあんたの弱いトコロも大体判ったし、帰るか」
「な、何ですか!!ソレ!」
「・・・とりあえず、」




また歩がひよのの腕を無理やり引っ張り、ひよのは歩の腕の中へ。




「きょ、今日はもう何もしないって言ったじゃないですか!!」
「こんなふうに・・・耳元で囁かれるのがスキなんだろ・・?」
「す、スキじゃな・・いです・・!」
「嘘付くなって」
「嘘じゃ・・・ない・・です・・」
「・・・ヤバいな・・」
「・・・?」
「・・放せなくなって来た」
「!?な、何バカなコト言ってるんですか!!ちょ、ちょっと!」



その後の2人がどうなったかは誰も知らない。

もしかしたら歩はすぐに放したかもしれないし、ちっとも放さなかったかもしれない。


そんな、放課後。


つづく。


あとがき。2004.11.26 やたらセリフが多い話。もう少しで裏行きそうだったんで危なかったぁ〜。 裏モノは作りたくないんでギリギリの微エロで頑張っていきたいんですが・・。 ちゃんと微エロ内に収まってますかねぇ・・コレ。 ただイチャ付いただけで終わったカンジ。 *お手数ですがメニューからお戻り下さい。